ソーシャルレンディングで投資できる案件は、最短1ヶ月のものから、36ヶ月の長期案件まで様々です。短期案件はリターンが早い事や、貸し倒れのリスクも減らせる事から、全体的にも人気の案件と言えるでしょう。
おそらくあなたも、短期運用できるおすすめのソーシャルレンディング事業者を探しているのではないでしょうか?
この記事では、1~10ヶ月以内の短期案件の募集が多い、ソーシャルレンディング事業者を紹介します。また、短期運用はメリットだけでなくデメリットもあります。
デメリットを知ることで、よりソーシャルレンディング投資による失敗を減らせますので、最後までお付き合いいただければと思います。
目次
短期運用におすすめのソーシャルレンディング事業者2選!
今回は、短期運用としておすすめできるソーシャルレンディング事業者をピックアップしてみました。つまり、短期案件の募集割合が多い事業者ですね。
少額投資&短期案件が人気!クラウドバンク
ローン成立高が業界3位、ソーシャルレンディング業界でも4番目に古くから運営している事業者が、クラウドバンクです。12ヶ月以上の案件が珍しいくらいに短期案件が多く、平均利回りも6%以上で、納得の人気です。
また、少額投資ができるソーシャルレンディングとしても人気が高く、最低1万円から1,000円単位で投資ができます。全体的に7ヶ月の案件が多いように感じられますので、短期運用にはピッタリですね。
maneoグループのソーシャルレンディング事業者
次に紹介するのは、ソーシャルレンディング業界最大手のマネオ(maneo)です。maneoはローン成立高1位、ユーザー数1位、最も古い国内ソーシャルレンディング事業者であり、短期案件から長期案件のバランスがよく、使い勝手が良いです。
また、下記のソーシャルレンディング事業者は、すべてmaneoグループに属しています(業務提携)。最終的な融資先(ジャンルやテーマ)が違うだけで、運営元はmaneoマーケットになります。
- さくらソーシャルレンディング
- LCレンディング
- アップルバンク
- スマートレンド
- キャッシュフローファイナンス
- クラウドリース
- ガイアファンディング
- グリーンインフラレンディング
いずれの事業者も、3~6ヶ月の短期案件が多く、ソーシャルレンディングで短期運用を考えている人にとっては、利用しやすい事業者でしょう。
ただ、分散投資の面で考えると、すべての資産をmaneoグループ内に投資するのはおすすめしません。多くても2社程度に絞った方がいいですね。
実際に2018年以降、マネオはいくつか遅延案件を発生させましたから、マネオだけに集中して投資する事はリスクが高いです。また、マネオで口座開設をすれば、これらのソーシャルレンディング事業者もカンタンな手続きだけで口座開設できますよ。
ソーシャルレンディングで短期運用するときのデメリット&メリット
ソーシャルレンディングの短期運用はメリットの方が目立ちますが、実はデメリットも多くあるんですよ。僕も実際に投資をしてみてデメリットを肌で感じました。詳しく見てきましょう。
短期運用のデメリットは実質利回りの低下
短期運用のデメリットは、なんといっても利回りが下がることです。
例えば、資産100万円を利回り5%で12ヶ月案件で運用した場合、年利は5万円なので12か月後には、元手の100万円は105万円になります。しかし、これを短期の3ヶ月案件で運用したら、下記のような流れになります。
1~3ヶ月目は投資中の期間
↓
4ヶ月目は返済と再投資期間
↓
5~7ヶ月目は投資中の期間
↓
8ヶ月目は返済と再投資期間
↓
9~11ヶ月目は投資中の期間
↓
12ヶ月目は返済月
オレンジマーカーの部分を見てもらえればわかりますが、3ヶ月間の投資後には、返済と再投資のために約1ヶ月程度の無駄な期間が発生しています。今回は1ヶ月と表示しましたが、投資のタイミングにより、2週間~1ヶ月くらい幅があります。
この無駄な期間により、1年間で3ヶ月間ほど、利回りを得られない月が発生してしまいます。今回の例だと、利回りは5万円ではなく37,500円になってしまうのです。
また、再投資の手間も増えます。12ヶ月運用であれば、1回投資したあと1年間はほったらかしにできますが、3ヶ月単位であれば返済のたびに案件を探して、投資する必要があります。以上のように、1~3ヶ月の超短期案件にはデメリットもある事を覚えておきましょう。
短期運用のメリットは貸し倒れリスクの低減
短期運用のデメリットは極端に悪く書きましたが、もちろんメリットも多くあります。一番メリットに感じる部分は、やはり貸し倒れリスクを減らせるという事でしょう。
3ヶ月程度であれば、それほど情勢が悪化する事はありませんが、2年の案件などは24ヶ月間の間に何が起きるかわかりません。融資先の倒産や、ソーシャルレンディング事業者の経営状況悪化など、運用期間が長ければ長いほどリスクは高くなります。
また、ソーシャルレンディング投資は運用期間中、何があってもお金を引き出す事はできません。しかし、短期案件であれば、3か月後、6か月後には元本が戻ってきますので、急な出費にもある程度対応できます。
6~14ヶ月程度の中期案件がベスト
僕が個人的に実施している投資方法になりますが、短期すぎず長期すぎない案件を狙っています。それが、6~14ヶ月の案件です。
2年はさすがに長すぎますし、かといって3ヶ月じゃ面倒すぎる…となったとき、やはりソーシャルレンディングのミドルリスクミドルリターンと同じように、運用期間もミドルにする事が望ましいと考えました。
この記事の趣旨とは少しズレてしまいますが、中期案件に分類される12ヶ月の案件などは利回りの計算もしやすくなりますので、とくにおすすめですよ。
まとめ
短期運用で利用するソーシャルレンディング事業者としては、個人的にはクラウドバンクがおすすめですね。短期案件の数や利回りなど総合的に優秀です。
また、過去の遅延案件の少なさや手数料なども含めて、2020年時点ではかなり評価が高くなっている事業者の1つです。マネオはちょっと遅延案件が多くなってしまったため、2020年は様子見が良いかなと感じています。
ソシャレンの事業者選びに困ったら...
ソーシャルレンディングの事業者選びに困ったら、下記の記事を参考にしてください。初心者の方は、おすすめの事業者ランキングの記事がきっと参考になりますよ。
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