参照:オーナーズブック
最近グングンと人気を上げてきているオーナーズブック。どちらかと言えば初心者よりも、投資に詳しい人からの支持が高い事業者ですね。
この記事では、オーナーズブックはなぜ評判が良いのか?について、僕の評価を交えて紹介します。レビューなので、良い事も書きますが悪いことも書きます。実際のところ、「これアカンやん!」と思った事もありましたので。
オーナーズブックで口座開設を検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
オーナーズブックの基本情報
サービス開始月 | 2014年 |
利回り | 2.0~6.0% |
累計遅延件数 | 0件 |
累計貸し倒れ(デフォルト)件数 | 0件 |
担保や保証案件の割合 | 100% |
クリック合戦 | 頻繁にある |
案件数 | 非常に少ない |
取り扱いテーマ | 不動産担保付きの不動産案件 |
成立ローン総額 | 50億円以上 |
ユーザー数 | 2万人以上 |
オーナーズブックは2014年に始まったサービスで、東証マザーズ上場企業のロードスターキャピタルが運営しています。
利回りは2.0~6.0%までの案件が多く、昨今のソーシャルレンディング業界においては高すぎず低すぎず、バランスの取れた無難な利回りと言えます。
登録ユーザー数は2018年7月に2万人を超えており、最近の熾烈なクリック合戦の事を考えると、さらに増えているように感じます。
遅延や貸し倒れ(デフォルト)情報
オーナーズブックの遅延および貸し倒れ(デフォルト)状況ですが、0件です。サービス開始してから遅延すら一度も発生させていない事業者は、なかなか珍しいですね。
取り扱い案件は不動産に特化
オーナーズブックが取り扱うファンド案件は、国内の関東の不動産に特化しています。不動産担保付きの不動産案件に投資するといった感じですね。
キャンペーン情報について
オーナーズブックで口座開設をする時に、ポイントサイト経由やキャンペーンを適用して申し込めないかな?と考える人も多いでしょう。しかし、残念ながらオーナーズブックは、今までこの手の広告を打ったことがありません。
今後、口座開設キャンペーン!みたいな感じで実施する可能性はありますので、その時は当サイトで紹介させていただきますね。
オーナーズブックの特徴&メリット
僕がオーナーズブックで投資をして感じた、特徴やメリットを紹介します。人気の秘密が少しはわかると思いますよ。
デポジット金の入金先が三菱UFJ銀行のため振込手数料が不要
オーナーズブックは、デポジット金の入金先が三菱UFJ銀行です。三菱UFJ銀行は、ネットバンクの三菱UFJダイレクトから振り込めば、全国どこの支店でも振込手数料を無料にできます。
つまり、オーナーズブックは三菱UFJダイレクト口座を利用することで、入金手数料を完全に0円にする事ができるのです。しかも何回でも。
すべてのファンド案件が担保つき
オーナーズブックで取り扱う案件は、すべて不動産担保付になります。また、担保評価額の80%以内で貸付を行っていることもあり、仮に担保不動産の価値が多少下落したとしても、カバーできる見込みが高いです。
専用アプリが提供されている
オーナーズブックは専用のアプリを提供しています。ブラウザで見るマイページとほぼ同じ内容を確認できて、もちろんアプリから投資もできます。他の事業者にはないサービスですね。
ファンド案件の内容がわかりやすい
僕が個人的にいいな!と感じたのが、ファンド案件のページです。ギリギリ開示できる範囲で、すごく細かい情報まで掲載してくれているんですね。
リスクの高さとか、投資する不動産物件が建っている場所など、かなり詳細に書いてあります。この情報により、投資する案件の安全性を見極めやすくなりますので、非常に助かっています。
東証マザーズ上場企業の安心感
ソーシャルレンディングサービスは新規事業者が多く、実態がよくわからない会社も多いです。そんな中、オーナーズブックは東証マザーズ上場企業が運営しているという事が、1つの安心感を得ていると感じます。
上場しているソーシャルレンディング関連企業は、SBIソーシャルレンディング、LCレンディング、タテルファンディング、オーナーズブックくらいですからね。
オーナーズブックのデメリット
ここからはオーナーズブックの残念な点を紹介していきます。デメリットやリスクですね。良いことばかりではありませんから、しっかりと悪い部分も知っておいてください。
出金手数料が高い
僕自身、一番残念に感じたのが出金手数料です。なんと出金のたびに一律300円が問答無用で差し引かれます。しかも税抜きなので、税率8%だと324円ですね。これは高いですよ。
クラウドバンクやクラウドクレジットなど、出金手数料が無料の事業者が存在する中、300円の手数料は高く感じます。ちなみに毎月300円の分配金を得るためには、オーナーズブックでは約8万円は運用しないとだめですからね。
投資できる案件が少ない
残念ポイントその2ですが、投資できる案件が非常に少ないんです。募集される案件は1ヶ月あたり2~6件くらいで、この中から投資期間や安全性を判断して投資しなければなりません。
問答無用でとりあえず投資する!というような人であれば問題ない件数でしょう。しかし運用期間や内容を確認してから投資する人にとっては、「せっかく口座開設したのに投資できない事が多いんだな…」という事を経験すると思います。
ただ、“物件をしっかり厳選して安全性の高い案件だけを募集しているから、投資できる案件が少ない”、とも考えられますので、単純に悪いともいえませんけどね。
国内不動産に特化しているリスク
オーナーズブックで取り扱う案件は、国内の関東にある不動産ばかりです。そのため、もし首都直下型地震などがおきたりすれば、当然ながら不動産価値に多大な影響がでます。
国内の関東にある不動産に集中して投資をすることが、どのようなリスクになるのか、しっかり頭に入れておいたほうがいいですね。
分配金は四半期ごとになるため複利効果が落ちる
他社ではだいたい毎月配られる分配金ですが、オーナーズブックでは四半期ごとに分配されます。つまり、毎月分配型と比べたら複利効果はちょっと落ちますね。
クリック合戦による投資機会の損失
オーナーズブックは投資できる案件が少ないこともあり、募集が開始されると投資家が殺到します。そのため頻繁にクリック合戦が起きて、「投資したくても投資できないじゃん!」という事になります。
画面の表示が遅かったり切り替わらない事も多く、エラー画面も表示されます。このクリック合戦により、忙しい人は投資できるタイミングが合わずに、資産を無駄に遊ばせてしまう事になります。
例えば、オーナーズブックにデポジット金100万円を入れたのに、丸1ヶ月投資できなかったら、すごい投資機会の損失ですよね?クリック合戦によるデメリットは、見えない所で損失に繋がっていますから要注意です。
業界でのオーナーズブックの評判は?
オーナーズブックのメリットとデメリットを両方解説してきましたが、「実際のところ、評判はどうなの?」と思いますよね。まぁ他のブログさんも見てもらえたらわかりますが、評判は良いです!
やっぱり運営会社が上場している事や、今までに貸し倒れ(デフォルト)どころか遅延すらゼロ、2.0~6.0%という現実的な利回りなどが、高い人気の秘密のように思います。
デメリットも確かにありますが、投資家として一番回避したいのは貸し倒れや遅延です。オーナーズブックは、その安全性や安心感という部分での評価が高いので、全体的な評判も良いのでしょうね。
追伸
今回はオーナーズブックの評価や評判について紹介してきました。僕は最初メインサービスとして利用する予定だったんですが、案件数の少なさから断念して、サブ用として利用する事にしました。
メインで利用するのがダメってわけじゃなくて、投資案件が少ないのでサブにせざるをえなかったって感じですかね。
オーナーズブックはファンド案件をかなり慎重に厳選しているようなので、今後も案件が極端に増えることはないでしょう。だから、僕としてはメイン口座ではなく、分散投資用の口座としておすすめします。
ソーシャルレンディングは融資先の貸し倒れリスクの他、事業者リスクもありますので、なるべく資産を分散させる事が大切です。
その運用先の1つとして、オーナーズブックは間違いなくおすすめできるソーシャルレンディング事業者の1つですよ。
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