ソーシャルレンディングで口座を開設する時、2020年時点ではほとんどの事業者でマイナンバーの登録を求められます。
「できればマイナンバーまでは登録したくないな…」
「なんでマイナンバーの登録が必要なの?」
「マイナンバーなしで口座開設できるソーシャルレンディング事業者はないかな?」
というような考えを持っている人も多いと思います。そこで、この記事ではソーシャルレンディングにおけるマイナンバーの必要性や、マイナンバーなしでも口座開設ができる事業者などを紹介したいと思います。
目次
ソーシャルレンディングの口座開設にマイナンバーが必要な理由
口座開設時にマイナンバーが必要な理由ですが、ソーシャルレンディング事業者が税務署に提出する書類に、顧客のマイナンバーを記入しなければならないからです。
つまり、税務上の手続きで顧客のマイナンバーが必要というだけです。ちなみに、投資家としては提出する義務や法律はありませんよ。
でも、ソーシャルレンディング事業者が口座開設の条件やルールとしてマイナンバーの提出を求めていたら、従わなければ口座の開設はできません。
また、口座開設時には任意提出で良かったはずが、途中から規約の変更で提出を求められるという事も大いにありえますので、基本的にはマイナンバーが必要になると考えていた方が良いです。
主要なソーシャルレンディング各社におけるマイナンバーの対応
2020年時点での、ソーシャルレンディング各社におけるマイナンバーの対応についてまとめました。ソーシャルレンディング事業者は数が多いので、人気の高い5つの事業者で見ていきます。
マネオ(maneo)
マネオ(maneo)の場合は、“当社に口座を開設されているお客様はマイナンバーをご登録していただく必要があります。”と記載があるものの、強制ではありません。
FAQページに記載がありますが、マイナンバーを登録しない事で、投資ができなくなるということもありません。ただ、定期的に登録案内メールがくるようですね。
SBIソーシャルレンディング
SBIソーシャルレンディングの場合は少し厳しく、マイナンバーを登録しなければ、取引の停止になる可能性もあるとの事です。ちなみに、登録期限は2018年末までです。
2019年からは、マイナンバーを登録しないと口座開設ができない仕様になると思われます。SBIソーシャルレンディングではマイナンバーが必須と思っておいた方がいいですね。
クラウドクレジット
クラウドクレジットでは、2020年時点でマイナンバーの登録は必要ありません。ただ、今後は提出が必要になる見込みです。
クラウドバンク
クラウドバンクでは、マイナンバーの登録が義務付けられています。口座開設の必須項目になっていますので、登録しなければ口座をつくることができません。
一番厳しいと感じる反面、一番しっかりとしている印象ですね。
オーナーズブック
引用:マイナンバーは何故必要なのでしょうか?|よくある質問|オーナーズブック
オーナーズブックでは、マイナンバーの提出は強制ではありません。できる限りの提出をお願いしている、というくらいの強制力です。
マイナンバーの書類は3つから選択可能
マイナンバーを登録する時ですが、3つの書類から選択できます。ほとんどの事業者で、これらの書類の画像をアップロードする方法で提出しますので、原本を提出するわけではありません。
- 顔写真なしのマイナンバー(通知カード)
- 顔写真ありのマイナンバー(個人番号カード)
- 住民票の写し(マイナンバー付き)
マイナンバー登録におけるメリットやデメリット
投資家における、マイナンバー提出のメリットやデメリットについて考えてみました。提出する事で投資家にメリットになる事はとくにありませんが、デメリットとしてはいくつかあります。
- 事業者による情報漏洩
- ソーシャルレンディングの収益は税務署に筒抜け
まず、ソーシャルレンディング事業者による情報漏洩で、マイナンバー番号が流出してしまう可能性ありますね。ソーシャルレンディング以外でもあり得る事ですが、外部機関に個人情報を登録するという事は、情報漏洩のリスクが発生します。
次に、ソーシャルレンディングで得た収益や損益に関して、マイナンバー番号を通じて税務署に筒抜けになります。そもそも脱税や未申告などの悪さをしない限りはデメリットになる項目ではありませんけどね。一応、デメリットに感じる人もいるかと思い、書いておきます。
マイナンバーを提出する事がきっかけで、勤務先などに連絡がいったり、投資している事がバレたりという事はありません。
今後はマイナンバー登録が義務化されるため早めの登録が無難
2020年現在、事業者別に見るとマイナンバーの登録義務は半々といった感じです。しかし、今後は登録の義務化が進むことは間違いありません。
登録時は必要なくても、途中から登録が必須になるケースも考えられますので、登録できるときに済ませておくのが無難ですね。
僕は個人的に、マイナンバーの登録を求めている企業の方が安心できると思います。税務署が求めている事に対して、しっかりと対応している事ですから。
言い方は悪いですが、「マイナンバー登録う?そんなん義務化したら口座開設してくれる人減るじゃん。任意でいいよ任意で。」なんて感じの業者だったら、なんか誠実さにかけますよね。
だから、マイナンバー登録を厳しく義務化している事業者ほど信頼できると思いますよ。各事業者別の口座開設および投資家登録手順は、次の記事をご覧ください。
ソシャレンの事業者選びに困ったら...
ソーシャルレンディングの事業者選びに困ったら、下記の記事を参考にしてください。初心者の方は、おすすめの事業者ランキングの記事がきっと参考になりますよ。
また、すでに口座を作る事業者が決まっている場合は、キャンペーンを適用したりポイントサイトを経由することで、キャッシュバックを受けられる場合があります。
せっかくのお得な情報も知らなければ損をするだけです。少しでもオトクに口座を開設して、かしこく資産を増やしましょう!