ソーシャルレンディングの事業者を選ぶ時に、安全性を考えて「運営会社が上場しているかどうか?」を判断材料にする人も多いでしょう。
上場しているから100%安全とは言い切れませんが、少なくとも投資している間の安心感は全然違います。1つの判断基準としても合理的ですし、上場企業が関係している事業者を選べば、多少リスクを減らせることも事実です。
この記事では、ソーシャルレンディング事業者を選ぶときの基準になる、上場企業が運営するソーシャルレンディングサービスや、上場企業が出資しているソーシャルレンディング事業者を紹介したいと思います。
目次
- 1 上場企業のグループ会社または上場企業が運営しているソーシャルレンディングサービス
- 1.1 東証一部上場企業TATERUが運営「タテルファンディング」
- 1.2 東証マザーズ上場企業ロードスターキャピタルが運営「オーナーズブック」
- 1.3 東証一部上場企業SBIホールディングスのグループ会社が運営「SBIソーシャルレンディング」
- 1.4 JASDAQ上場企業LCホールディングスの子会社が運営「LCレンディング」
- 1.5 JASDAQ上場企業JALCOホールディングスの子会社ジャルコが運営「ジェイ・レンディング」
- 1.6 東証マザーズ上場企業GA technologiesが運営「Renosyファンディング」
- 1.7 JASDAQ上場企業SAMURAI&J PARTNERS株式会社の100%子会社「サムライ」
- 2 上場企業から出資されているソーシャルレンディング事業者
- 3 上場企業と業務提携しているソーシャルレンディング事業者
- 4 まとめ
上場企業のグループ会社または上場企業が運営しているソーシャルレンディングサービス
東証一部上場企業TATERUが運営「タテルファンディング」
タテルファンディングは、東証一部上場企業の株式会社TATERU(元インベスターズクラウド)が運営するソーシャルレンディングサービスです。
サービス開始は2016年4月と新しいですが、取り扱い案件の9割以上が担保付きである事や、不動産特定共同事業法により投資案件の詳細を開示できます。そのため、投資する案件をじっくりと見極める事ができる投資経験者にとって、人気が高いです。
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東証マザーズ上場企業ロードスターキャピタルが運営「オーナーズブック」
オーナーズブックは、東証マザーズ上場企業のロードスターキャピタル株式会社が運営するソーシャルレンディングサービスです。
元々不動産投資の事業で成長している企業なので、関連サービスとしてのソーシャルレンディングも、貸し倒れなどはなく順調に数字を伸ばしています。2014年9月からサービスを開始しており、担保付きの案件も9割を越えているため人気が高いです。
参考:人気すぎて投資できない!?オーナーズブックの評判が良い理由や特徴を紹介!
東証一部上場企業SBIホールディングスのグループ会社が運営「SBIソーシャルレンディング」
SBIソーシャルレンディングは、ソーシャルレンディング業界でもmaneoに続いて古くから営業しているサービスです。
SBIホールディングスのグループ会社なので、親会社の規模としてはおそらく業界内でもトップでしょう。2011年からサービスを開始しており、知名度、実績共にトップクラスです。
参考:SBIソーシャルレンディングの評判まとめ!気になるのは振込手数料!?
JASDAQ上場企業LCホールディングスの子会社が運営「LCレンディング」
LCレンディングは、JASDAQ上場企業LCホールディングスの子会社、LCレンディング株式会社が運営するソーシャルレンディングサービスです。
親会社のLCホールディングスは、不動産の賃貸や不動産ファンドの企業です。そのため、LCレンディングの取り扱い案件も、しっかりと親会社のノウハウが活かされた案件が多く、安心感は高いです。
JASDAQ上場企業JALCOホールディングスの子会社ジャルコが運営「ジェイ・レンディング」
ジェイ・レンディングは、JASDAQ上場企業JALCOホールディングスの子会社、ジャルコが運営するソーシャルレンディングサービスです。2020年時点で活発に取引をしている様子はないので、親会社が上場企業とはいえ、口座開設や投資は様子を見た方が良さそうです。
東証マザーズ上場企業GA technologiesが運営「Renosyファンディング」
2018年8月にサービス開始となるRenosyファンディングは、東証マザーズ上場企業の株式会社GA technologiesが提供するソーシャルレンディングサービスです。
新しいソーシャルレンディング事業者になるため、まだまだ積極的におすすめできるサービスではありませんが、今後の返済実績次第では、人気のサービスになる可能性は非常に高いでしょう。
JASDAQ上場企業SAMURAI&J PARTNERS株式会社の100%子会社「サムライ」
SAMURAI証券は、スマートエクイティという名称で2015年からクラウドファンディング事業をしていました。2017年からは、JASDAQ上場企業SAMURAI&J PARTNERS株式会社の子会社になり、さらに事業を拡大しています。
案件自体は少ないですが、10%の高利回り案件や、運用期間1.5か月などの超短期案件などが魅力的なソーシャルレンディング事業者です。
上場企業から出資されているソーシャルレンディング事業者
上場企業やグループ会社ではないですが、上場企業から出資を受けているソーシャルレンディング事業者も存在します。大企業から出資を受ける事ことが信用にも繋がっていますので、判断基準の1つになるでしょう。
上場企業や複数の企業が出資!業界最大手のmaneo(マネオ)
ソーシャルレンディング業界でもっとも古くから営業しているマネオ(maneo)ですが、複数の企業から出資を受けています。さすがですね。主な株主は下記のようになっており、GMOクリックホールディングスなどはFX界隈では大手企業に分類されます。
- GMOクリックホールディングス株式会社
- 株式会社VOYAGE VENTURES
- MIC イノベーション 4号投資事業有限責任組合
- SMBCベンチャーキャピタル 2号投資事業有限責任組合
- コーポレートベンチャーキャピタル
maneo自体が上場するようなウワサもちらほら聞こえてきていますので、もしかすると上場も近いかもしれません。いずれにしても、maneoには上場企業の出資という事実以上に、ソーシャルレンディング業界での実績があります。
ローン成立額1位、登録ユーザー数1位、サービス運用歴1位と、ソーシャルレンディング業界では間違いなく知名度もナンバーワンの事業者です。
参考:ソーシャルレンディング大手maneo(マネオ)の評判とメリット&デメリット!
伊藤忠商事㈱含む複数の上場企業が出資!クラウドクレジット
クラウドクレジットは、業界でも3番目に古いソーシャルレンディング事業者です。高利回り案件が多いですが、海外事業への融資や、個人向けローンファンド案件もあるなど、ちょっと上級者向けなイメージがあるソーシャルレンディング事業者です。
それでも、伊藤忠商事株式会社含め、複数の上場企業が株主になっており、業績も好調のようですね。
- 伊藤忠商事株式会社
- フェムトグロースキャピタル有限責任事業組合
- 有限責任事業組合フェムト・スタートアップ
- マネックスベンチャーズ株式会社
- 株式会社GCIキャピタル
個人的には、取り扱い案件が慣れない海外案件という事もあって、上級者向けのソーシャルレンディング事業者だと感じます。ただ、利回りは本当に高くて、9~10%案件も多いですね。
また2019年3月には、SBIグループにおける金融サービス事業の中核企業の1つ「SBIマネープラザ」との業務提携が始まりました。
株式会社ジェイホールディングスと資本と業務提携!ポケットファンディング
ポケットファンディングは、2019年3月31日付で、JASDAQ上場企業の株式会社ジェイホールディングスと業務及び資本提携しました。なお、正式にはジェイホールディングスの子会社の株式会社ジェイリードパートナーズとの提携になります。
もともと沖縄の企業ですが、東京にあるJASDAQ上場企業との提携で、ますます活躍を見込めそうです。
上場企業と業務提携しているソーシャルレンディング事業者
上場企業と業務提携をしているソーシャルレンディング事業者をまとめました。出資を受けているわけではありませんが、事業者を選ぶときの基準としてはプラスになるでしょう。
SBI証券と業務提携「クラウドリアルティ」
SBIホールディングスのグループ会社、SBI証券と提携しているソーシャルレンディング事業者が、クラウドリアルティです。
業務提携の内容としては顧客紹介という事で、簡単にまとめると、主にSBI証券側でクラウドリアルティのサービスや案件を紹介しているようです。
東証一部上場の東急リバブルと業務提携「レンデックス」
レンデックスは、不動産事業を営んでいる東急リバブルと業務提携をしています。業務提携の内容は、不動産担保における査定になります。
つまり、不動産担保の価値を、不動産事業のプロである東急リバブルのノウハウで査定し、さらにその査定額の80%までを上限にしてファンドを募集しているのです。遅延や貸し倒れが起きた時のリスクを、最大限減らす努力をしているという事ですね。
大手国内不動産会社と提携し、国内向け不動産ローンファンドについては査定書を入手します
当社は当社独自の査定価格のほか、大手国内不動産会社の査定価格の80%を上限にファンドを組成します。
東証JASDAQ上場企業の明豊エンタープライズと業務提携「funds」
クラウドポートが運営するfunds(ファンズ)は、2019年3月より東証JASDAQ上場企業の明豊エンタープライズと業務提携をしています。
まとめ
上場企業が株主だから貸し倒れしても大丈夫!上場企業が運営しているから絶対安心!とまでは言えませんが、ソーシャルレンディング事業者を選ぶ際の、1つの基準にはなるでしょう。
僕自身は、上場しているかどうか?よりも、業界内での実績を重視しています。まったくの異業種からソーシャルレンディング事業に参入!とかだと、いくら上場していても安心感はありませんしね。
ソーシャルレンディング事業者を選ぶ時の判断基準は人それぞれですが、上場企業を選ぶメリットは確実にあります。自身で納得して失敗しないようにソーシャルレンディングを始めましょう!
※当ブログの内容は個人の評価・感想に基づくものであり、商品の詳しい内容は各事業者のホームページの商品概要・重要事項をご覧下さい
ソシャレンの事業者選びに困ったら...
ソーシャルレンディングの事業者選びに困ったら、下記の記事を参考にしてください。初心者の方は、おすすめの事業者ランキングの記事がきっと参考になりますよ。
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