そこそこ投資に詳しい人や、FXでの投資経験がある人なら、ソーシャルレンディングでもレバレッジをかけて投資できないだろうか?と考えると思います。
結論から言いますと、ソーシャルレンディングでレバレッジをかける事はできません。でも、工夫することで、擬似的にレバレッジをかけた状態でソーシャルレンディング投資をする事は可能です。
この記事では、そんな擬似的にレバレッジをかける方法や、レバレッジをかけたソーシャルレンディング投資の有用性や安全性について、解説したいと思います。
目次
ソーシャルレンディングのシステムでレバレッジをかける事はできない
冒頭でも書きましたが、ソーシャルレンディングではレバレッジをかけて投資する事はできません。今後できるようになる可能性はありますが、貸金業法や関連法律の関係上できないという可能性もあります。
ソーシャルレンディングとは、つまるところ投資家から集めた実在する現金をそのまま融資する仕組みなので、10万円しか持ってないけど100万円の融資がしたい!と言っても実在しないお金になってしまい、そもそも成立しないのです。
ソーシャルレンディング投資の仕組み上、どうしようもないということですね。
ソーシャルレンディングでレバレッジをかける方法まとめ!
ソーシャルレンディング事業者のシステム上レバレッジはかけられませんが、投資家が自らレバレッジをかける事はできます。つまり、どこかからお金を借りてきたらいいのです。
ソーシャルレンディングで投資をするために、別のところでお金を借りる…借りたお金を貸すという行為になりますね。
例えば、年利3%でお金を借りて8%の案件に投資すれば、5%の取り分が残ります。これって、ソーシャルレンディングの仕組みと同じなんですよね。投資家から5%の利回りで集めたお金を、融資先に8%の金利で貸す、まったく同じですよね。
でも、ソーシャルレンディング事業者と違い、個人でやる事はすべて個人の責任です。貸し倒れが起きて借りた1,000万が返ってこない場合、責任を取るのは借りた本人です。それを肝に銘じた上で、検討するようにしましょう。
金利が高い借入先では意味がない
ソーシャルレンディングの利回りは、平均で6.5%くらいです。高くても14%くらいなので、それを下回る金利でお金を借りなければなりません。よって、カードローン、キャッシング、消費者金融などで借りる事は現実的ではありません。
僕は消費者金融などで借りた事ありませんが、だいたい年利14~18%くらいが相場のようです。むちゃくちゃ高いですよね。
銀行のフリーローンや住宅ローン、自動車ローンなどを利用してレバレッジをかける
銀行のフリーローンであれば、6.5%程度の年利で借りられるところも存在します。6.5%で借りるとなると、利回り8~10%くらいの案件に投資しなければ儲けはありませんが、一応レバレッジをかけて投資をできる事になります。
住宅ローンや自動車ローンなども、高くても年利3%未満で借りる事ができます。一括で購入できるところを、あえてローンで購入し、元手をすべてソーシャルレンディング投資につぎ込めば、家(車)も手に入りつつ、ソーシャルレンディング投資ができます。
住宅ローンや自動車ローンを利用してレバレッジをかけるには元手が必ず必要になりますが、低金利でお金を借りられるチャンスでもあります。
証券担保ローンを利用してレバレッジをかける
参照:証券担保ローン|大和証券
証券担保ローンとは、投資家自身が所有している、債券や株を担保としてお金を借りる事ができるローンサービスです。条件としては、担保となる株や債券が必要になる事や、ローン商品を提供している証券会社の口座を作る必要があります。
借りられる資金は、担保の価値5~8割程度までです。つまり、担保としての価値が50万円しかない株や債券だと、25万円程度しか借りられない場合もあるという事ですね。
さらに、借りている間に担保の価値が下がった場合は、追加の担保が必要になったりしますので、かなり上級者向けです。ただ、金利はとても低くて魅力的ですので、レバレッジをかける方法としてはありでしょう。
借りたお金を又貸しするのでリスクは高くなる
僕個人の意見としては、借りたお金をさらに貸すという行為そのものが、法に反してないとしても「どうなのよそれ?」という感じです。レバレッジと言えばそれほど聞こえは悪くありませんが、やっている事は現金の又貸しです。
正直、ソーシャルレンディングは他人に借りてまでやる投資方法ではないと思います。やるべきではない!とまでは言えませんが、かなりリスクも高くなりますし、リスクのわりには通常のソーシャルレンディング投資よりも、さらに利回りが下がりますからね。
ソーシャルレンディングはそれほど高リスクな投資方法ではありません。せっかくの安全な橋をわざわざ危ない橋に変えて渡るくらいであれば、最初から危ない橋(FX)を渡る方が賢明だと思いますよ。
ソシャレンの事業者選びに困ったら...
ソーシャルレンディングの事業者選びに困ったら、下記の記事を参考にしてください。初心者の方は、おすすめの事業者ランキングの記事がきっと参考になりますよ。
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