担保と保証

この記事では、ソーシャルレンディングにおける担保や保証の仕組みについて、解説したいと思います。ただ単に担保や保証付き案件を選べばいいよ!というだけでは芸がありませんので、担保や保証内容の見方、抵当権や質権ついても解説したいと思います。

初心者向けに書いていますので、それほど難しい内容ではありません。読んですぐに実践できますし、理解することでより安全性の高い案件選びができるようになりますよ。

ソーシャルレンディングにおける担保の仕組みとリスク

不動産担保

ソーシャルレンディングにおける担保とは、一般的な担保と同じと思ってください。借り手が1億円の融資を受けたい場合は、1億円相当、またはそれ以上の価値がある不動産や資産を担保として設定しています。

もし事業がうまくいかずに融資金を返済できない場合、つまり返済遅延になった場合は、担保に設定されている不動産や有価証券を売却して、投資家への返済金にあてることになります。

ソーシャルレンディングにおける担保のリスク

担保の注意点として、担保が担保として機能しないリスクがあります。1億円相当の価値を見積もっていても、実際に売却すると7,000万円にしかならず、十分な返済ができないという事態がありえるという事です。

担保が不動産の場合、価値は変動します。投資した時点では1億円の価値があっても、地震や経済状況の悪化で不動産価値が暴落、3,000万円にしかならない可能性だってあるわけです。担保があれば100%安全!とならないのは、これが理由です。

最終的に融資金が回収ができないと、遅延ではなく貸し倒れ(デフォルト)という元本割れの事態になります。

ソーシャルレンディング事業者には担保がない

融資先に担保はあっても、ソーシャルレンディング事業者には担保がありません。つまり、融資先が返済できなくても「うちが代わりに弁済するよ!」という風に、ソーシャルレンディング事業者が代わりに弁済してくれる事はないのです。

ただ、質権(しちけん)を設定している事が多く、ソーシャルレンディング事業者が担保の不動産を自由に扱う事ができます。

つまり、融資先が「不動産の売却は拒否する!イヤだ!」と言っても、ソーシャルレンディング事業者が担保不動産の売却を強制的に行い、利息や貸付金を回収できるわけです。資産を100%回収できる保証はありませんけどね。

そのほか、下記の記事も参考になると思います。

元本保証のソーシャルレンディングがない理由と担保や保証付きファンドの安全性

ソーシャルレンディングにおける保証の仕組みとリスク

保証

お次はソーシャルレンディングにおける保証の仕組みです。保証の仕組みも一般的な連帯保証人をイメージしてもらえればOKです。つまり、借り手とは別で、連帯保証になっている企業を設定しています。

借り手A社が返済できない場合には、保証会社B社が代わりに弁済します!という感じなので、担保よりも安全性や安心感は高いと言えます。

ソーシャルレンディングにおける保証のリスク

保証のリスクは、保証会社の倒産や経営不振により弁済ができない状況になることです。つまり、融資先どころか保証会社もお金なくて保証してくれない…!といった状況になることです。

担保と同じですが、保証会社だって絶対に安全とは言えません。申し込み時には安定した企業でも、何かの不祥事や情勢の悪化で会社が傾く事はありえます。保証があるからといって100%安心できるわけではないのです。

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ファンド募集ページでの担保や保証案件の見方

次は、担保や保証の詳しい見方について解説します。ソーシャルレンディング各事業者により多少違いはありますが、基本的な考え方は同じです。また、より安全性の高い保証や担保内容の見極め方も、合わせて紹介します。

担保の見方と安全性の高い内容の見極め方

不動産担保付きローンファンド1178号(案件1:C社、案件2:AN社)

参照:不動産担保付きローンファンド1178号(案件1:C社、案件2:AN社)|maneo

今回は、ソーシャルレンディングのユーザー数が一番多いマネオ(maneo)の募集画面で解説します。他の事業者でも書いてあることはほとんど同じなので、安心してください。

募集ページを覗くと、貸付条件に担保か保証の有無が記載されています。担保も保証もなければ、両方無しになっているでしょう。

不動産担保付きローンファンド1178号(案件1:C社、案件2:AN社)

参照:不動産担保付きローンファンド1178号(案件1:C社、案件2:AN社)|maneo

続いて、担保の内容を確認するために、スキーム内容(お金の流れや保証内容の図式)を確認します。左の部分を見てもらえると、東京都中央区にある3億3,000万円相当の価値がある不動産物件が担保という事になります。

貸付金額は2億7,500万円なので、もし融資先が返済できなくなり、弁済手段として担保物件を売却した場合を考えてみます。仮にこの物件の売却価格が5,500万円ほど下がってしまったとしても、元本に影響はありませんね。

でも、2億円でしか売れなかった場合は、7,500万円については返済されませんので、元本割れという事態になります。

抵当権の順位や質権について

次に、真ん中の項目や右の項目に、「抵当権」や「質権」という言葉が出てきます。抵当権や質権は似たような内容ですが、ソーシャルレンディングにおいては、“担保を優先的に扱える”と考えてもらってOKです。

つまり、抵当権や質権が設定されているから、返済遅延が発生した場合は、ソーシャルレンディング事業者が担保を強制的に売却したり、優先的に返済を受けられるのです。

また、「設定順位」という項目もがありますが、これは担保に対する返済の優先順位です。単純に1位から優先的に返済されますので、第2位、第3位という案件であれば、リスクが高いという事になりますね。なるべく第1位に設定されている案件を選びましょう。

さくらソーシャルレンディングセレクトファンド 第2弾 17号(案件1:DU社、案件2:AN社)

参照:さくらソーシャルレンディングセレクトファンド 第2弾 17号(案件1:DU社、案件2:AN社)|maneo

上記の画像のように、同じ案件でも利回りごとに順位が決められている場合もあります。第1位はもっとも優先されて返済されるため、利回りも一番低く設定されていますね。逆に第4位は一番高い利回りになっています。

このように、担保の有無だけではなく、担保案件の価値や抵当権の順位などを確認して、より安全性の高い案件を見極めましょう。

保証の見方と安全性の高い内容の見極め方

【LCホールディングス保証付き】LCレンディングセレクトファンド135号(案件1:AT社、案件2:AN社)

参照:【LCホールディングス保証付き】LCレンディングセレクトファンド135号(案件1:AT社、案件2:AN社)|manoe

保証内容は担保のように複雑ではありませんので、簡単です。スキームを見てもらえればわかりますが、このように記載がありますね。

事業者ATへの貸付については、東証JASDAQ上場企業であるLCホールディングス(株)の連帯保証が付与されます。

※2 事業者ATが返済出来なくなった場合、
上場企業であるLCホールディングス(株)が元本額と直近の返済期日までの利息を保証いたします。

つまり、融資先が返済できない場合は、保証会社がまとめて弁済しますよ!という事です。安全性の高い案件を見極めるには、連帯保証を担う企業がどんな企業なのか調べる事です。

今回の例だと、東証JASDAQ上場企業のLCホールディングスという情報までわかっていますので、あとは企業名で検索して、経営状況や業績の確認ができます。

このようにして、保証付きの中でも安全性の高い案件を選ぶようにする事が、元本割れのリスクを減らすコツです。

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【まとめ】担保や保証を理解して安全性の高い案件を選ぼう

保証や担保あり案件を選ぶことは当然として、慣れてきたら担保の内容まで確認してみましょう。より安全性の高いファンド案件を見極めることができます。

個人的には、担保や保証もない案件に投資をする事は、ありえないと思っています。いくら利回りが高いとはいえ、リスクが高すぎます。

ギャンブルをするならFXや仮想通貨で良いと思いますので、ソーシャルレンディングでは、なるべく安全性の高い案件を選ぶことをおすすめしますよ。

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