画像:オーナーズブックの管理画面(iOSアプリ)
ソーシャルレンディングで投資をしていると、「専用アプリとかないのかな?」と思うことはありませんか?アプリがあれば、サクッと表示してパパっと投資できたり、通知によってオイシイ案件を見逃すことも減りますよね。
調べたところ、オーナーズブックとクラウドバンクに専用アプリが提供されていました。その他の事業者は提供なしです。(2020年1月時点)
では、なぜアプリを出さないのか?いや出せないのではないか?と気になったので、調べてみました。
また、専用アプリではありませんが、オーナーズブックやクラウドバンクファンディング以外のソーシャルレンディング管理アプリがありますので、記事の後半に紹介しますね。
目次
ソーシャルレンディング事業者がアプリを提供しない理由
実はユーザー数1位のマネオ(maneo)でさえ、管理用のアプリを提供していません。理由は簡単です。お金がかかるうえ、リターンを見込めないからですね。
アプリ1つでも、開発や管理、維持にお金がかかります。顧客の利便性を高めるためとは言っても、会社にとっても何かしらのメリットがなければ作る理由はありません。
ソーシャルレンディング事業者におけるリターン(メリット)とは、投資機会の増加や投資額の増加、ユーザー数の増加ですね。現状では、これらがアプリ提供で増加する見込みがないから、アプリを出さないんだと思います。
ではなぜ、アプリの提供で投資機会の増加や投資額の増加、ユーザー数の増加が見込めないのかを、項目別に見ていきましょう。
〈理由1〉市場規模が小さくユーザー数が少ない
ソーシャルレンディングは年々知名度が上がってきてはいるものの、まだまだマイナーな投資方法です。やっぱり投資と言えば、株、FX、投資信託、そして仮想通貨などが、一般知名度および市民権を得ていると感じます。
個人的には、ソーシャルレンディングは、ロボアドバイザーくらいの知名度なのではないでしょうか。
ユーザー数も少なく、業界大手のマネオでも2020年時点では8万ユーザー程度です。ちなみに仮想通貨取引所の1つであるビットフライヤーは、200万ユーザーを突破していますから、規模が全然違いますよね。
つまり、アプリを出したところで、利用するユーザーの絶対数が少ないのです。アプリを作ったところで現時点では割りに合わないから、提供していないという事ですね。
〈理由2〉FXや仮想通貨のようにお金に流動性がないのでアプリの利用機会が少ない
FXや仮想通貨であれば、毎日、毎時、毎分、毎秒にわたって、値動きをチェックする必要があります。しかし、ソーシャルレンディングは、基本的にほとんど放置で稼ぐ投資方法です。
一度投資をすれば投資家としては何もすることがありません。何もアクションを起こせないと表現した方が正しいですね。
つまり、アプリを提供したところで投資家もほとんど利用機会がないのです。「別になくてもそれほど問題ない。」というようなアプリなら、わざわざお金をかけて開発する理由がありませんよね。
横断管理や一括管理だけならマネーフォワードがおすすめ
画像:マネーフォワードの管理画面(iOSアプリ)
ソーシャルレンディング専用のアプリというわけではありませんが、マネーフォワードという家計簿アプリはとても便利です。
ネット銀行やクレジットカードなど、ネット上のお金の動きを一括で管理できるアプリで、実はソーシャルレンディングにも対応しているんです。
マネーフォワードアプリから投資を実行する事はできませんが、複数のソーシャルレンディング事業者の資産状況や、返済、入金、投資等のお金の動きが、1つのアプリで横断管理できます。僕も利用しているアプリですし、おすすめですよ。
まとめ&追伸
以上、ソーシャルレンディング事業者が提供しているアプリや、ソーシャルレンディングを管理できるアプリを紹介しました。
余談ですが、欧米ではソーシャルレンディング用のアプリがけっこうリリースされているようです。個人間の取引もあるので、どちらかと言うとマッチングアプリ的な役割ですね。
「募集が開始されたらすぐに知りたい!」という人は、メールをプッシュ通知にしたり、Twitter通知をオンにする方法がおすすめですよ。
新しい案件で募集が開始されたらすぐに通知されますので、「投資したかったのにもう終了してた…」という事態を回避できます。
ただ、この方法だとスマホでもパソコンでも、いちいちログインしてから投資する必要があるんですね。わりと面倒なので、通知から2タップ程度で投資完了できるアプリがでてくれれば、投資家としても助かりますね。


ソシャレンの事業者選びに困ったら...
ソーシャルレンディングの事業者選びに困ったら、下記の記事を参考にしてください。初心者の方は、おすすめの事業者ランキングの記事がきっと参考になりますよ。
また、すでに口座を作る事業者が決まっている場合は、キャンペーンを適用したりポイントサイトを経由することで、キャッシュバックを受けられる場合があります。
せっかくのお得な情報も知らなければ損をするだけです。少しでもオトクに口座を開設して、かしこく資産を増やしましょう!