ソーシャルレンディングの口座を開設するとき、人により選ぶ基準は様々ですが、やはり「失敗したくない」「変な業者は選びたくないなぁ」「損はしたくない!」という気持ちがありますよね。
ただ、おすすめ基準は人それぞれですし、ランキングや比較内容だって基準がサイトにより違ってきます。そこで、当サイトでは、おすすめやランキングの基準を明確にした上で、当サイト管理人の僕が、主観でおすすめできる事業者を紹介します。
主観ですが、2021年時点でなるべく読者の方が納得できる比較内容やランキングにしました。紹介している事業者はすべて、僕自身も口座を開設して利用中です。
初めてのソーシャルレンディング事業者選びの参考にしていただけたら幸いです。
目次
当サイトの基本的なランキング基準
まず、当記事のランキングで紹介するソーシャルレンディング事業者の選定基準を紹介します。これから口座を開設しようとしているあなたにも、できればこの基準を元に選んでほしいと思っています。
- 貸し倒れ(デフォルト)なし
- サービス運用歴が長い
- 案件数と融資先が豊富
- 担保や保証付き案件を取り扱っている
ただ、実際にこれらを満たした事業者はもうゼロに近かったりします。以前は条件を満たした事業者が多かったのですが、2018年後半から2019年にかけては、業界でも老舗のマネオやSBIソーシャルレンディングでも遅延を発生させています。
なので、できる限りこれらの条件を満たしている事業者およびサービスを選定しました。それではおすすめランキングを紹介します!
【2021最新】ソーシャルレンディングおすすめランキング
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クラウドバンク
2021年おすすめソシャレン事業者第1位は、クラウドバンクです。クラウドバンクは、証券会社の日本クラウド証券が運営するソーシャルレンディングサービスです。2013年12月サービス開始と業界でも4番目に古いく、風力発電や太陽光発電事業、中小企業の運転資金の支援案件が多いですね。管理人のレビュー
利回りは5%越えが多く、担保や保証付案件も多く取り扱っているので総合的にバランスが良いです。案件も豊富で、少なくとも投資できない時期などはありません。また、出金手数料が無料というのは嬉しいポイントですね。
さらに、すべての案件で1万円から投資が可能で、1,000円刻みでも投資ができるため、手数料無料と相まって少額投資をする人にはピッタリです。
2019年3月から始まった融資先の情報開示(匿名化解除)についてもいち早く対応し、ソシャレン業界における健全化に対する姿勢も非常に評価できますね。
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SBIソーシャルレンディング
おすすめランキング第2位は、SBIグループが運営する、SBIソーシャルレンディングです。2011年サービス開始で、ソシャレン業界でも最古参事業者の1つであり、知名度も高いですね。管理人のレビュー
利回りは3%前後とそれほど高くはありませんが、SBIグループという知名度や、以前に貸し倒れを起こした時の対応が非常に良かった事もあり、投資家からの人気や信頼度は高いですね。
いくつかの案件があり、利回りは2.5~10%くらいまでありますが、海外への投資案件などは信頼性が高いとは言えません。そのため、利回り3%で常に募集されている、国内のSBISL不動産担保ローン事業者ファンドが無難ですね。私もその案件に毎月一定額を投資しています。
2019年、ソシャレン業界はデフォルトにより評判を落とした事業者が多い中、唯一安定して人気のあるサービスの1つと言えますね。
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funds
funds(ファンズ)は、ソシャレン比較サイト「クラウドポート」を運営していた企業が始めたソーシャルレンディングサービスです。(fundsとしてはソシャレンではなく貸付ファンドという名称)サービスの開始は2019年1月なのでかなり新しい事業者ではあるのですが、「クラウドポート」運営の実績があるため、業界について詳しいプロの方達が運営しているサービスになります。
融資先は上場企業や大手企業など、かなり手堅い案件しか取り扱わないため、案件数としては非常に少ないです。ただ、投資家からの支持は高く、案件の埋まるスピードはオーナーズブック並みに速いです。管理人のレビュー
fundsは新規事業者の1つになりますね。個人的には新しすぎる事業者は不安でいっぱいなのですが、fundsに関してはポッと出の企業ではなく、クラウドポート運営という実績があるため、期待の気持ちも込めて第3位におすすめします。
かなり手堅い案件ばかりなので利回りが低く、また人気が高すぎるために投資したくても間に合わないというところは、オーナーズブックと同じですね。
ただ、安全性を考慮すれば、ファンドの仕組みなどはとてもよくできており、信頼できる事業者だと感じます。
以上、僕がおすすめするソーシャルレンディング事業者3社を紹介しました。主観もありますが、分散投資を考えた時は紹介した3社を利用することで、かなり安全性の高いソーシャルレンディング投資ができるでしょう。
おすすめできる5つのソーシャルレンディング事業者を比較!
おすすめできる3事業者を紹介しましたが、ソーシャルレンディング業界で知名度と人気がある事業者は、実はあと2つほどあります。各事業者をまとめて表にしてみました。
ソーシャルレンディング口座に入金する時の手数料に関しては、振込手数料が無料になる銀行を1つか2つ持っていれば、全事業者の手数料を無料にできますので、比較表には入れていません。
事業者名 | 期待できる平均利回り | 出金手数料 | 案件数 | コメント |
funds(ファンズ) | 2.5% | 無料 | 少なくて投資できない事がある | 2021年イチオシの事業者 |
オーナーズブック | 4.0% | 一律300円 | 少なすぎて投資できない事が多い | 投資家からの人気はトップクラス |
クラウドバンク | 6.0% | 無料 | 多い | 短期案件が多くバランスがいい |
SBIソーシャルレンディング | 5.0% | 無料 | 少なくて投資できない事がある | 大手という安心感が人気 |
クラウドクレジット | 9.0% | 無料 | とても多くて安定 | 海外事情に詳しい人なら最適 |
※出金手数料の詳細は下記の記事をご覧ください
追加で紹介する2つのサービスは、SBIソーシャルレンディングとクラウドクレジットです。SBIソーシャルレンディングが2011年、クラウドクレジットが2013年と、業界でも古参の事業者です。
SBIソーシャルレンディングは東証一部上場企業のSBIホールディングスのグループ会社という事や、もともとFXや証券、金融関係に強い企業なので、個人的に安心感は抜群です。
クラウドクレジットは、取り扱い案件が海外事業に関する案件ばかりです。僕は海外の事に疎いのであまり投資をしていませんが、ジャンルやテーマ的に詳しい人には一番おすすめできますね。利回りも平均で9%台をキープできるくらいに高いです。
SBIソーシャルレンディングやオーナーズブックはとても良い事業者なんですが、やはり案件数の少なさが目立ちます。投資したくてもできなければ、お金を遊ばせている事と同じですからね。
だから、投資ができなかった場合でも対応できるように、なるべく複数の口座を開設しておきたいですね。SBIが間に合わず→オーナーズブックは間に合った!という事もよくありますので。
【まとめ】とりあえず1つ選ぶとしたら?
「イマイチどれを選んだらいいかわからない…」という人には、1位で紹介しているクラウドバンクをおすすめします。運用歴の長さやデフォルト件数0、短期案件の多さや高すぎない利回り、手数料無料などなど、総合的に見てバランスが取れています。
投資のやり方やソーシャルレンディングという投資方法を知るためにも、まずは1口座だけ開設して、5~10万円以内の少額投資を始めてみるのがいいですね。
慣れてきたら分散投資として2社、3社と口座を開いて、運用資産を少しずつ増やしていきます。分散投資をすれば、貸し倒れや事業者リスクを減らせますからね。
一気に複数の口座を作って、まとめて大金を投資するのはあまりおすすめしません。少しずつ運用資産を増やしていくのがコツです。2つ目の口座を作る時になったら、また当記事に遊びに来てくださいね。